町々は取られ、城は奪われる。 その日モアブの勇士の心は 子を産む女の心のようになる。
それゆえ、わが腰は激しい痛みに満たされ、 出産に臨む女の苦しみのような苦しみが わたしを捕えた。 わたしは、かがんで聞くことができず、 恐れおののいて見ることができない。
彼らは恐れおののき、苦しみと悩みに捕えられ、 子を産まんとする女のようにもだえ苦しみ、 互に驚き、顔を見あわせ、 その顔は炎のようになる。
見よ、敵はわしのように上り、すみやかに飛びかけり、その翼をボズラの上に張り広げる。その日エドムの勇士の心は子を産む女の心のようになる」。
子を産む男があるか、尋ねてみよ。 どうして男がみな子を産む女のように 手を腰におくのをわたしは見るのか。 なぜ、どの人の顔色も青く変っているのか。
われわれはそのうわさを聞いて、 手は弱り、子を産む女に臨むような 悩みと苦しみとに捕えられた。
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。
バビロンの勇士たちは戦いをやめて、 その城にこもり、力はうせて、女のようになる。 その家は焼け、その貫の木は砕かれる。
バビロンの王はそのうわさを聞いて、 その手は弱り、子を産む女に臨むような 痛みと苦しみに迫られた。
ダマスコは弱り、身をめぐらして逃げた、 恐怖に襲われている。 子を産む女に臨むように痛みと悲しみと彼に臨む。
わたしは子を産む女のような声、 ういごを産む女の苦しむような声を聞いた。 シオンの娘のあえぐ叫びである。 両手を伸べて彼女は言う、「わたしはわざわいだ、 わたしを殺す者らの前にわたしは気が遠くなる」と。
主は言われる、「その日、王と君たちとはその心を失い、祭司は驚き、預言者は怪しむ」。
ケリオテ、ボズラなどモアブの地のすべての町の、遠いものにも近いものにも、臨んだ。
その馬の上と、その車の上につるぎが臨み、 またそのうちにあるすべての雇兵の上に臨み、 彼らは女のようになる。 その財宝の上につるぎが臨み、それはかすめられる。
それゆえ、わたしはモアブに火を送り、 ケリオテのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす。 モアブは騒ぎと、ときの声と、 ラッパの音の中に死ぬ。